「サムゲタン」をおうちで楽しんでみたい!
サムゲタンは丸鶏に高麗人参などの漢方、もち米やナツメ、にんにくなどを詰め込んだものを煮込む韓国料理です。人気の料理なのでお店や本場でも召し上がったことのある方も多いかもしれません。
ただ、おうちで作ってみたいと思っても、丸鶏や漢方を揃えるとなるとハードルが上がってしまいますよね。今回は日本の家庭でも手軽に作れるように、手羽元を使用したレシピをご紹介します。スーパーで手に入る食材で、うま味たっぷり、そして栄養しっかりのサムゲタンを作れますよ。
クコの実を入れていますが、これはお好みで問題なし。調理道具もご家庭にある普通の鍋でOK! 圧力鍋や特殊なものを用意しなくて大丈夫です。
そしてこのサムゲタン、煮込み料理なので冬に食べると思われがちですが、本場韓国では夏バテ予防のための料理だとか。ご家庭では夏の疲れを癒やすのもよし、寒い時期に温まるのもよし。韓国料理でも辛くないメニューなので、お子さまにも召し上がっていただけます。ぜひ、季節問わずいつでも楽しんでもらえるとうれしいです。
手羽元で簡単!煮るだけ「本格的美味しさのサムゲタン」を作ってみよう!
【材料(2人分)】
鶏手羽元 8本
白ねぎ 1本
にんにく 1片
しょうが 1片
もち米 大さじ3(普通のお米でもOK)
ごま油 小さじ2
クコの実(あれば) 大さじ1/2
A水 1L
A酒 100ml(代わりに上記の水を1100mlにしてもOK)
A塩 小さじ1/2
塩・こしょう 各少々
【作り方】
1.もち米は洗ってかぶるくらいの水(分量外・適量)に30分ほどつけ、水気をきる。水気がしっかりきれたらごま油をまぶす。
【ポイント】
・もち米はスープにほどよいとろみをつけてくれ、体を温める効果もあります。普通のお米で代用もできますし、お好みでもち麦で作るとプチプチ食感が美味しいですよ。
・もち米にごま油をまぶすことで風味がつき、またお米がベタつかずさらっと仕上がります。
2.白ねぎは5cm幅に切る(青い部分も使用する)。にんにくは芯を除いて潰す。しょうがは皮付きのまま薄切りにする。
【ポイント】
高麗人参など特別なものを使わなくても白ねぎとにんにく、しょうがでしっかり風味付けができます。しょうがは皮付きのままが香りよく仕上がります。
3.鶏手羽元は骨の両側に切り込みを入れる。
【ポイント】
・鶏もも肉でもできますが、骨付きの方がよりいっそううま味が出るのでおすすめです。骨の両側に切り込みを入れると、身離れよく食べやすくなります。手羽先や手羽中でも美味しくできます。
4.鍋に1〜3の材料、【A】を入れて強火にかける。煮立ったらアクを除き、蓋を少しずらして弱火で40分ほど煮る。
【ポイント】
・煮込むだけで簡単! アクはここでしっかり取っておくときれいなスープができます。
・蓋は少しずらすことでほどよく水分を飛ばしながら煮ることができます。また匂いもこもりにくくなります。
・はじめから塩を入れ過ぎないのもポイント。まずはレシピ通り小さじ1/2入れてください。食材からしっかりうま味が出るのと、煮込むと塩分濃度が上がるので、これくらいで十分。足りなければ最後に味見して調整するといいです。
5.鶏肉がやわらかくなったら、あればクコの実を入れ、蓋を外して10分煮る。塩・こしょうで味をととのえる。
【ポイント】
・クコの実は戻さず、そのまま鍋に入れます。お好みなのでなくてもいいですが、ビタミンが豊富で、美容にも健康にも効果のある食材とされています。色味のアクセントだけでなく、体のために適量入れてみるのもおすすめです。スーパーでも手に入ります。
こんなアレンジもおすすめ!
レシピは作りやすく食べきりやすい2人分です。〆にうどんや中華麺を入れたりしても美味しいですよ。ほかには、残ったスープにごはんを入れて雑炊にしても。翌日の朝ご飯にもおすすめです。卵を加えるものいいですね。
●このレシピをお気に入り保存する
手羽元で簡単!煮るだけ『本格的おいしさのサムゲタン』
いかがでしたか? お店で食べるイメージのサムゲタンですが、身近な材料でも美味しくできます。夏の疲れを癒やすのにも、冷えた体を温めるのにも、ぜひお試しくださいね。
このコラムを書いたNadia Artist
料理家、ビアテイスター 神田えり子
https://oceans-nadia.com/user/13780
これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら
●こちらのコラムもチェックしてみてくださいね。
おうちで作る【韓国料理】の人気レシピ15選|本格的な味わいを手軽に!
松山さん家で人気!子どもが喜ぶ辛くない韓国ご飯ベスト7